きみと終活とわたし

「終活カウンセラー」のMr.Kuyouがお届けする終活・エンディングノートのブログです。

遺骨や骨つぼをゴミ集積所に捨てた男の逮捕のニュースから感じたこと。

終活カウンセラーのMr.Kuyouです。

 

遺骨や骨つぼをマンションのゴミ集積場に不法投棄した男が逮捕されました。

遺骨を捨てた男のイラスト画像 

 

容疑者は石材店の経営者でした。

小林容疑者は墓の遺骨を移す「改葬」の仕事を請け負っており、警視庁は、この過程で不要になった古い骨つぼなどを捨てていた疑いがあるとみて経緯を詳しく調べている。
 厚生労働省によると、改葬は近年増加傾向にあり、2012年度の7万9749件から16年度には9万7317件に増えている。過疎や少子高齢化の影響で、地方から都市部へ墓を移すケースなどが背景に考えられるという。
(朝日新聞デジタル 2018年07月19日 )

 

ニュースを聞いて「悪質」と感じました。 

 

毎年多くの遺骨が不法投棄されたり、遺失物になっている

毎年、骨壺が捨てられたり、電車の網棚や公衆トイレなどに置かれていたというニュースが流れます。

 

私はその度に思います。

 

一つは、情報が行き届かず困っている人が多いということ。

 

もう一つは、ご先祖様をもっと大事にしてほしいということ。

 

遺骨の供養は安い金額でもできる

ひと昔前までは、供養のための費用は100万円くらいかかるという認識でした。

都会は土地代が高く、お墓や納骨堂はそれくらいの金額がかかりました。

 

しかし、現在では永代供養(合葬)、委託散骨、地方自治体の合葬形式の墓など安く供養できる選択肢もでてきました。

 

当ブログでもいくつか紹介しています。

 

永代供養の納骨堂

おそらく日本で一番安い納骨堂。遺骨を送る「送骨」にも対応。

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委託散骨

委託散骨の費用は30,000円から50,000円です。

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地方自治体の合葬墓

全国の自治体で合葬墓ができてきています。

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本当に数万円という安い金額で供養できます。

こういったことを知らない高齢者がまだたくさんいるはずです。

 

困りに困って、自宅に置いたままにしている人も数万人単位でいるとテレビで放送していました。

 

「こういった情報が届けばいいのに」といつも思っています。

 

ご先祖様を大事にしてほしい

遺骨を捨てる前にできることがたくさんあります。

 

ホームページに情報を載せていなくても、格安で供養してくれるお寺もあります。

遺骨の数が多くて困っていれば、2つ目からは半額にしてくれる散骨業者や霊園もあります。

 

お金がなければ分割払いにしてくれることもあります。

 

きっと事情はあるのでしょうが、こういったことがないようになることを祈っています。

 

改葬やお墓じまいは年々増えている

容疑者は石材店の経営者ということですが、石材店は寺院や霊園との付き合いもあり、言ってみれば「遺骨の扱いのスペシャリスト」です。

 

そのスペシャリストが容疑者ということでショックです。

本来であれば、消費者の味方にならなければならない石材店がそういうことをしてはいけません。

 

年間約10万件の改葬(遺骨の引っ越し)があります。

改葬は役所での手続きが必要なので、ほぼ実数がわかります。

 

改葬に伴う墓じまいや、改葬の手続きはビジネスチャンスでもあります。

ここでも、適正価格を超えた高い金額を提示している業者がいるのもエンディング業界の闇の部分です。

 

改葬や分骨は自分でも手続きできます。

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お墓じまいも適正価格でおこなう方法があります。

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移動社会の現在、改葬やお墓じまいは年々増えていくでしょう。

都市への一極集中は、供養の在り方も変えていっています。

 

その時代に合った供養が生まれてきています。

今後もそういった情報を定期的に紹介していこうと思います。

 

もし、周囲の人に遺骨や供養のことで困っている人がいたら教えてあげてください。

 

それでは。