きみと終活とわたし

「終活カウンセラー」のMr.Kuyouがお届けする終活・エンディングノートのブログです。

60代の終活についてインタビュー!本音で答えてくれました。

終活カウンセラーのMr.Kuyouです。

 

「終活」という言葉は認知されてきていますが、実際に終活をしている人は少ないという調査結果があります。

 

insight.rakuten.co.jp

 

この「終活に関する調査」では、

 

  • 終活という言葉を聞いたことがある人:96.6%
  • 終活の意向がある人:39.1%
  • 終活を実施している人:7.9%
  • 予定はないが、時期が来たら始めたい人:76.5%

 

といった結果が出ています。

 

ほとんどの人が「終活」を知っているけれど、具体的には行っていない。

時期がきたら始めようと思っているということです。

 

時期というのはいつなのでしょうか?

私のブログを読んでくれている叔父さんが取材に協力してくれました。

 

60代の終活について聞いてみました

インタビューに答えてくれた60代の叔父さんの写真

 

叔父さんは、地元福岡から北海道の大学に進学。

東京で大手企業に就職。

奥さんと、奥さんのお母さん、子どもが二人。

 

育った場所と、今暮らしている場所が違うという人はたくさんいると思います。

叔父さんもその一人です。

 

叔父さんは、私の妻の母の弟です。

血は繋がっていませんが、結婚してからとてもよくしてもらっています。

 

今回も大事な姪っ子の夫のためとインタビューを引き受けてくれました。

親戚でも、普段なかなか聞けない「終活」のこと。

遠慮なく質問させて頂きました。

 

終活インタビューの内容 

終活のことは知っていましたか?

終活のことは知っていたよ。

Kuyou君のブログを読んで考え始めているところだよ。

 

周囲の人と終活について話すことはありますか?

まわりの人と話すことはないね。

 

私たち60代の場合は、自分たちのことよりもまずは親のこと。

夫婦であれば、親は4人。

 

自分の終活もあるけれど、親のことを話すことが先かもしれない。

 

具体的に終活を始めていることはありますか?

今は、自分の親が残してくれたものを確認や片付け・整理をしているよ。

 

たくさんの写真をどうするか迷っている。

電子化してパソコンに残しても、他の人が見られない。

アルバムとして整理して姉さんや弟にも残してあげたいと思っている。

 

親の残した書籍のことも処分すべきか残すべきか検討中。

 

土地のことも気になっているね。

もう誰も暮らしていないけれど、自分たちが育った場所。

兄弟で話していかなくてはならない。

 

終活にはさまざまな項目がありますが、一番気になっていることは何ですか?

先ほども話したけれど、不動産のことかな?

あまり先延ばしし過ぎて、子どもたちの代になって複雑な問題にしたくないという気持ちはある。

 

一番気になっているのは、お墓のこと。

姉さんは地元に残っているけれど、嫁いで名字が変わっている。

 

私と弟は東京に出てしまったから、先祖代々の墓は福岡に残ったままだ。

東京に新しいお墓を建てて遺骨をもっていくことや、地元で永代供養をしてもらうことも検討している。

 

でも、「ご先祖様を粗末にしたくない」「ご先祖様に怒られるかも」という気持ちがあって、まだ兄弟には相談できずにいるよ。

 

自分の体が元気なうちは、飛行機で福岡まで来てお墓参りをしようと思っているけれど、いつまでできるかな。

この問題も自分の子どもたちの代までには解決したい。

 

終活に対して思うことはありますか?

終活というものが出てきたのは偶然ではないと考えている。

 

私たちの時代と違って、一般のサラリーマン家庭で葬式やお墓に数百万円かけられる人はそうそういないと思う。

 

私たち60代は変わり目の世代。

 

上の世代の供養や葬式に対する考えも理解できるし、これからの世代の考えについても柔軟に対応していかなくてはならない。

 

そういった意味ではKuyou君のブログは大変参考になるよ。

いつもためになる情報をありがとう。

 

60代の終活インタビューを終えて

親戚へのインタビューということで緊張するところもありましたが、非常に有意義でした。

 

叔父さんと話す中で気付いたことは、終活は自分だけで決められることばかりではないということです。

 

配偶者や兄弟、子どもまで。

自分自身が納得することだけでなく、まわりのことまで考えて終活をするとなると一大事になります。

 

また、知識として知っているということと、実際に行動するということの間には距離があるとも感じました。

 

こうした方がいいのかもしれないと思っても、両親との思い出やご先祖様のことを考えると踏ん切りがつかないという気持ちもわかります。

 

終活に関わる仕事をしている私も、表面的なところだけでなくそういったところも考えて仕事をしていかなくてはならないという気付きがありました。

 

叔父さん、ありがとうございました。

 

それでは。

 

▼終活に関することを全てまとめている記事

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