終活カウンセラーのMr.Kuyouです。
このブログでは、安くても安心できる葬式や供養のことを紹介しています。
ところが、意外に終活で苦労するのはお金がある人だったりします。
お金がある人の終活は大変
どうしてお金がある人の終活は大変なのでしょうか?
それは、「残すモノが多いこと」と、「選択肢が多くある」からです。
相続
例えば相続。
貧乏であれば残せるものは少なく、子どもも期待していません。
お金持ちであれば、預貯金以外にも不動産や株など考えなくてはならないことが増えます。
子どもに対して、平等に資産を残すのか?
会社経営をしている場合は、跡を継ぐ者に多めに残すのか?
悩むことも多いですし、準備の時間が必要です。
生前整理
芸能人の終活が話題になる昨今ですが、高橋英樹さんが4トントラック8台分、33トンの生前整理をしたり、中尾彬さんがトレードマークのねじねじストールを断捨離したりと、お金があるとモノが増えます。
自宅以外にも別邸があれば、もっと大変です。
子どもからしてみると何を残して何を処分すればいいかは判断が難しく「生前整理」が「遺品整理」になってしまうのは避けたいところです。
葬儀
葬式も、直葬(火葬式)から家族葬、一般的な葬式まで選択肢が増えてきています。
「生前葬」もあります。
「お別れの会」までする人もいれば、「ゼロ葬」といって遺骨を残さないことまで考える人もいます。
自分の葬式のことを考える場合、お金がなければ「直葬」か「家族葬」を選ぶ人が多いですが、お金があればどのような形にするか考えなければなりません。
お金をかけようと思えばいくらでもかけることができます。
供養(お墓・納骨堂・樹木葬・永代供養)
自分の遺骨の供養される先を決めるときも、選択肢がたくさんあります。
先祖代々の墓があり、納めるところがある人はいいですが、そうでなければ考える必要があります。
東京の場合、都心にお墓を建てようとすれば1,000万円を超えることも珍しくありません。
お墓を残すことで、子どもや孫の代が助かるケースもあれば、子どもや孫がその土地を離れる場合「お墓じまい」が必要になるので負担がかかることもあります。
少子化で移動社会の日本では、今後、樹木葬や永代供養などの承継者がいなくても供養してもらえる形態の人気が続くでしょう。
「終活」を自分目線でするか、相手目線でするか
選択肢が多くあると、一つのことを決めるだけでも苦労します。
そんな時は、「自分目線」を大事にしてください。
「終活」を残される人に迷惑をかけないようにするものと捉えている人が多いですが、そんなことはありません。
自分の人生を振り返り、残りの人生を充実させるためにするのが終活です。
終活にこれといった正解はありません。
誰かがしていたからやるものでもないです。
残される人のことばかり考えていては終活は進みません。
まずは自分が興味を持てることから始めてみましょう。
それでは。
▼終活の始め方はエンディングノートを書くことから
▼終活の項目を全てまとめた記事