終活カウンセラーのMr.Kuyouです。
子どもが生まれてから、涙腺が弱くなってきて困っております。
テレビで「はじめてのおつかい」や「新婦から父への手紙」があるとウルっときてしまいます。
それでもまさか、エンディングノート(終活ノート)を書いてみて涙するとは思っていませんでした。
- エンディングノートを実際に書いてみた理由
- エンディングノートの書き方
- エンディングノートの項目
- 一番時間がかかった項目
- 実際にエンディングノートを書いてみて感じたこと
- エンディングノートの書き方のまとめ
エンディングノートを実際に書いてみた理由
「終活」を始める方の多くが最初に取り組まれるのが、エンディングノート(終活ノート)を選び、書くことです。
私は終活カウンセラーの講習を受け、書き方や気を付けることを学びました。
また、エンディングノートを比較し、おすすめのエンディングノートを探しました。
しかし、本当に終活を始める方と同じ気持ちになるには、自分で書いてみることが大切ではないかと思ったのです。
終活ブロガーとして、体験をお届けするというテーマもあります。
「これは書くしかない!」
そんな気持ちで臨みました。
皆さんのエンディングノートの書き方の参考になれば幸いです。
エンディングノートの書き方
- 書けるところから書く
- 今の時点での気持ちでいい(後から書き直していい)
- 空欄があってもいい
この3つを意識して書くといいと言われています。
エンディングノートは書けるところから書く
1ページ目から順番に書いていく必要はありません。
最初から完璧を目指すと挫折してしまうのはなんでも同じです。
基本の情報や、もしものときの知り合いの連絡先、口座の番号など、簡単に書けるところから書いていくと、進んでいきます。
今の時点での気持ちでいい
元気な時と、体の調子が悪くなった時。
60代の時と、70代の時。
気持ちが変わっていいのです。
将来どう思うかは、あまり考えず、今の気持ちを素直に書きましょう。
エンディングノートは空欄があってもいい
全てを埋めなくて大丈夫です。
残される立場からすれば、いくつかの項目があるだけでも助かるものです。
どうしても決められないことや、重要度が低いものは無理をして書く必要はありません。
「終活」や「エンディングノートの書き方」に正解はありません。
まずは、できるところから書いてみましょう!
エンディングノートの項目
今回書いたのは、一番売れているコクヨのエンディングノートです。
ページ数もちょうどいい量で、内容も過不足なく充実しています。
製本されているので保管もしやすいですし、紙質もよく書きごこちもよかったです。
終活カウンセラーの中でも評判です。
どんどん書けた項目
- 自分の基本情報
- 預貯金について
- 金融資産、不動産、ローンについて
- 保険、年金について
- 家族一覧、親族一覧
- 友人・知人一覧
- 遺言書について(作成していないにチェック)
- その他(ペット・WEbサイトなど)
上記の分はすらすら書けました。
特に資産もなく、住宅ローンがあるだけでしたので。
家族や親族も何人かに連絡がつけば、あとは連絡を回してくれると判断しました。
友人は自分が死んでしまったときに、どうしても来て欲しい友人というのは、思ったほど多くはなかったです。
仕事しているのに遠方から来てもらうのは悪いなぁと思いました。
書くのに時間がかかった項目
- 介護について
- 告知・延命処置について
- 葬儀について
- お墓について
介護について
施設にお世話になりたいと思いましたが、正直そんなお金はないだろうというところで迷いました。
認知症になったら、どうしたらいいんだろうと不安になりました。
迷惑はかけたくないけれど、迷惑をかけないくらいのお金が残せることはなさそうだと思い、暗い気持ちになりました。
告知・延命治療について
「告知して欲しい」
「延命よりも苦痛を少なくすることを重視して決めて欲しい」
の欄にチェックしました。
これは、今が健康だからそう思えるだけなのか?
と自問自答してしまいました。
葬儀について・お墓について
葬式はいくつもの資料を読み比べて定額・低価格のネット葬儀がいいと思っています。
一番安いプランで159,000円。
家族葬が399,000円と金額が決まっているので安心です、
お墓は永代供養か樹木葬で、できれば妻といっしょに入りたいと思っています。
一番時間がかかった項目
最後の方にある、
「大切な人へのメッセージ」のページです。
そんなに行数があるわけでもないのですが、最初、全然書けませんでした。
恥ずかしいので何を書いたかは秘密ですが、妻には感謝の気持ちです。
日ごろ、ケンカをすることもありますが、もう少し優しくしなければと思いました。
普段の当たり前が、「死」というものを考えたとき、ありがたいことに感じられました。
涙がでてきたのは、二人の娘へのメッセージを書いたときです。
二人が大きくなって読んだときにどう思うかを考えると、何を書くのがいいか筆が進みませんでした。
最終的には書きました。
(内容は秘密です。)
エンディングノートは、ある意味「自分らしい最期を迎えるための準備」なのですが、強烈に「生きたい」と思いました。
「まだしてあげたいことが山ほどある!まだ死ねない! 」
自分が普段、「生」というものを意識することがなかったので、不思議な感情でした。
全て書くのにかかった時間は4時間でした。
実際にエンディングノートを書いてみて感じたこと
私は30代後半の年齢ですから、60代や70代の方にはあまり参考にならなかったかもしれません。
しかし、講習で勉強したように、
終活という活動が、
人生を見つめ直し、今後を自分らしく前向きに生きるための活動
ということが、実感できました。
当たり前のように仕事をできることや、家族といられることが幸せに感じられたのは確かです。
その反面、あまりの自分の金銭面での不安が浮き彫りになり、みじめな気持ちになったのも事実です。
こうしたいと思っても、現実的にはお金の面で選べないこともあるのです。
これを家族に選ばせるのは、苦労をかけるなと感じました。
自分で決断してあげるのがいいと本気で思いました。
今、エンディングノートが売れている理由が改めてわかりました。
「つらい決断を家族にさせない」
というところもエンディングノートを書く一つの理由になりそうです。
これは、書いてみないとわからないことでした。
人生って、ちょっと世知辛いですね。
私が書いたコクヨのエンディングノートの紹介
ベストセラーでロングセラーのエンディングノートです。
詳しくレビューした記事がありますので、ご興味があればお読みください。
エンディングノートの書き方のまとめ
資料やエンディングノートが手元にあるだけで、少し安心感があるものです。
「終活」というと何から始めるのかわからないという人がいらっしゃいますが、エンディングノートや葬儀の資料の資料があると自然と始められるものです。
自分の最期のことを考えるとつらいですが、
「備えあれば患いなし」ですね。
本日は「エンディングノートの書き方」についての記事でした。
それでは。