きみと終活とわたし

「終活カウンセラー」のMr.Kuyouがお届けする終活・エンディングノートのブログです。

仏壇に骨壺(遺骨)を入れていいのか?法律的には?お寺の見解や終活カウンセラーの見解

終活カウンセラーのMr.Kuyouです。

 

終活カウンセラーをしているといろんな質問を頂きます。

本日は、今までに何度かご質問があった内容を記事にします。

 

仏壇に骨つぼを収めていいのでしょうか?

 

「仏壇に骨つぼを収めていいのでしょうか」というご質問です。

 

【回答】

法律的には仏壇の中に遺骨を入れても問題ありません。

 

通常、葬儀が終わって四十九日のときに納骨をされる方が多いのですが、お墓や納骨堂を準備されていなかった場合、そんな短い期間でお墓が建てられるわけもなく、一周忌に納骨するということもあります。

 

納骨までの間は自宅で安置することになるのですが、特に遺骨の安置期間が法律で定められていることもありません。

 

つまり、ずっと自宅に遺骨を安置していても法律的には罰せられません。

 

墓地埋葬等に関する法律(通称「墓埋法」)では、埋葬していい場所や、埋葬してはいけない場所は記してありますが、埋葬までの安置については記してありません。

 

ですから、仏壇に遺骨を収めていても法律的には問題ないのです。

 

宗教的には仏壇の中に遺骨を納めることはどうなのか?

あるご住職に聞いたことがあります。

 

そのご住職の見解では、

「仏壇は仏様(ほとけさま)をお祀りするところだから遺骨は入れない方がいいね」

ということでした。

 

仏壇 - Wikipedia

仏壇(ぶつだん)とは、 仏を祀る壇全般を指し、寺院の仏堂において仏像を安置する壇(須弥壇)も含まれる。


一般家屋の中に常設された、仏教の礼拝施設である。

 

仏教寺院において本尊を祀る須弥壇(内陣)を小型化したもの。日本では、寺院本堂の祭壇と区別し、寺院の庫裡・客殿などに置ける小型の祭壇や、一般家庭の仏壇を指して「御内仏(おないぶつ)」という呼称もある。

 

仏壇は言ってみれば、家の中にあるお寺のようなものであると解釈できそうです。

お寺の本堂の中に遺骨を収めることはありませんので、宗教的には一般的なことではないようです。

 

終活カウンセラーの筆者の見解

私の見解は、仏壇の中に遺骨を納めるのはアリだと思います。

 

お墓や納骨堂の費用は100万円以上することも多く、経済状況によっては費用を捻出することが困難です。

 

最近では、10万円以内で遺骨を収められる仏壇もでてきています。

 

 

例えば、この仏壇は下の部分に骨つぼが入るようになっていて、扉があります。

来客があっても、お客様にはわかりません。

 

金額という面で、お墓や納骨堂が準備できない人の緊急手段としての需要があると思っています。

 

しかし、あくまで緊急手段です。

 

遺骨を安置しているご本人に何かがあれば、残された人は困ることになります。

 

もしものことがあったときのために、

 

  1. 自分の死後、自分の遺骨と仏壇に安置している遺骨の供養先を決めておく
  2. それをエンディングノートに記入しておく

 

この2つはやっておくべきでしょう。

 

現在、エンディング業界ではさまざまな供養がでてきています。

今後も供養の種類は増えていくでしょう。

 

樹木葬や永代供養、手元供養に散骨。

www.shuukatsu.blog

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長生きすれば、費用が安く、自分が気に入る供養形態がでてくるかもしれません。

 

それが見つかるまでは、お仏壇に骨つぼ(遺骨)を安置するというのも一つの手段かもしれません。

 

ただし、「終活」の基本は、元気なうちに決めて残りの人生を楽しむことですので、先送りしすぎるのもよくありませんよ。

 

  • 供養する場所(遺骨の安置先)
  • お葬式

 

この2つはできるだけ情報収集をしておくべきだと思います。

 

▼最近ではニトリが仏壇を出しました

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それでは。