お墓ディレクターで終活カウンセラーのMr.Kuyouです。
本日は、近年増えている「お墓じまい」の見積の金額が石材店によって大きく違ってくる理由について解説します。
墓じまいの見積金額が石材店により差がある理由
お墓じまいは新しく石材を製作加工することもない。
つまり、工事費と産業廃棄の費用だけなのですが、石材店により見積にばらつきがあります。
それはなぜなのでしょう?
①墓じまいの工事の固定費が違う
石材店は、全国チェーンのところは少ないですが、地域でチェーン展開しているところもあれば、社員を抱えているところ、家族経営のところなど、経営状態がさまざまです。
立派な社屋や社員を抱えているところは、固定費が大きいです。
また、折込チラシやインターネットでの集客のための広告宣伝費をかけている会社もあれば、全く宣伝をせず、寺院や霊園の紹介だけでやっている会社もあります。
工事にはクレーンやトラックなどを使いますが、それらの減価償却費を見積に反映させているかどうかでも金額が変わります。
②墓石の産業廃棄にかかる費用が違う
墓じまいをするということは、使用しなくなった解体したお墓を産業廃棄することになります。
基本的にお墓に使われた石材は縁起物のため、再利用することはありません。
特に、「〇〇家之墓」と彫刻されている仏石(棹石)と呼ばれる部分は、彫刻されている部分を割って削って、文字がわからない状態にならないと産業廃棄業者が引き取ってくれません。
お墓の産業廃棄は思った以上に費用がかかります。
これが、山などの石置き場を持っている石材店の場合、文字を彫っていない部分を石垣のように積み立てたり、文字が彫っていない部分を再利用するケースもあるようです。
その場合は、産業廃棄にかかる費用がかなり変わってきます。
③儲かっていない石材店が高額の見積を出すことも
お墓じまいが多いのは地方です。
都会はむしろ、遺骨の安置先が足りなくて困っている状況です。
地方の石材店は、お墓の新築工事が少なく経営状態がよくないところも多いです。
こういった石材店が数少ないお客様から利益を出そうと相場より高い見積を出すこともあります。
適正な墓じまいの見積書を手に入れるためには?
お墓じまいには、お墓の解体工事以外にも、遺骨を取り出す「出骨作業」や、「改葬許可申請書」などの行政への手続きもあります。
信頼できる石材店を探す一番の方法は、他の商品やサービスと一緒で、複数社で比較することです。
地方の大きなお墓ですと、数十万円の違いがでることもあります。
手間はかかりますが、その分の効果はあります。
もしくは、最初から料金を明示しており、全国で展開している「お墓のミキワ」で見積するのも一つの方法です。
無料見積で、解体工事だけでなく、行政への手続きや、遺骨の取り出しまで安心して依頼できる「お墓じまいのプロ」です。
▼「お墓のミキワ」公式ページ
まずは資料請求をしてみることをおすすめします。
お墓じまいは大変ですが、終わってみると「安心した」とおっしゃる方が多いです。
後の代になればなるほど、複雑になっていきます。
思い立ったときに開始するのが「お墓じまいのコツ」です。
それでは。
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