きみと終活とわたし

「終活カウンセラー」のMr.Kuyouがお届けする終活・エンディングノートのブログです。

富裕層の終活は相続のことも関係してくる【金のおりん】

Mr.Kuyouです。

 

終活の項目の中には「相続」も含まれます。

 

普通の方には、相続というと縁遠い気がされると思いますが、一般家庭でも相続で頭を悩ませることは多いです。

 

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一般家庭でも悩む相続。

資産を多く持っている富裕層なら、なおさらです。

今日は、私が今までに担当させてもらったお客様や、同業者から聞いた話をいくつかご紹介します。

 

富裕層の終活は相続も関係してくる

金のおりんを購入

先祖をお祀りする仏壇・仏具・お墓には相続税がかかりません。

ですから、ほとんどの富裕層は生前にご自身のお墓を建てます。

 

▼参考記事

www.shuukatsu.blog

 

この相続税がかからないということに目を付けた百貨店や仏具店が、数年前から純金製のおりんを販売して売れています。

 

なかには1,000万円以上するものもあるそうです。

 

しかし、これらのものが本当に非課税となるかどうかは怪しいというのが業界での定説です。

しかも、換金しても、1,000万円が500万円くらいだそうです。

 

なかなかうまい話はないようです。

 

死ぬ間際にお墓を契約

それまで元気だったお父様が急に体調が悪くなり、余命僅かということがわかったそうです。

お父様も息子さんも、今まで全く相続のことは考えていなかったということ。

 

祭祀に関わるものが非課税だと調べると、息子さんはお父様と相談後、民間霊園に。

「とにかく契約と振り込みをすぐにさせてくれ。」

と職員に伝えました。

 

無事、契約と振り込みが終わり、数ヵ月後お父様が亡くなるのとほぼ同時にお墓は完成しました。

 

この話は決して珍しくありません。

 

高ければ高いほど喜ぶお客様

現在、ほとんどのお墓は中国の石で、中国の工場で加工されています。

少し高級になるとインドの石で、中国の工場で加工されています。

日本の石を日本の工場で加工すると、通常の5倍くらいの値段になります。

 

一番高級と言われている御影石は、

香川県の「庵治石」(あじいし)です。

御影石のダイヤモンドと呼ばれています。

 

お墓の仕事をしていると、だいたい家や車や話している内容で、このお客様の予算はこれくらいだろうと見当をつけます。

予算を言ってくれる方はいいのですが、そうでないお客様も多いです。

 

相場観をつくってあげるのが我々の役目でもあるのですが・・・。

 

あるお客様は、ふらっと立ち寄られて、商談はいつも会社で。

身なりも車も話し方もいたって普通。

 

担当者は中国産の石をお勧めしました。

納得いかないご様子のお客様。

 

今度はインド産をお勧めしました。

それでも、「もっといいものはないか」とお客様。

 

担当者は、それならと一番高い「庵治石」の見積書を作ってお見せしました。

 

すると、お客様は値引きの要求もせず、その場でご契約。

ウン千万円の契約だったそうです。

 

実はその方は、誰もが知っている会社の創業者だったとのこと。

 

人は見た目で判断してはいけません。

 

 

今まで、何度か富裕層のお客様との仕事をさせて頂きましたが、皆さん腰が低く気遣いができる方ばかりでした。

 

お金はあり過ぎると困りごとの種になることもあるようです。

 

それでは。 

 

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