終活カウンセラーのMr.Kuyouです。
高齢者の「終活」ブーム、「ミニマリスト」や「断捨離」という言葉が流行する中、悪徳業者による「押し売り」ならぬ「押し買い」が全国各地で起きているそうです。
押し買いとは?
「押し買い」とは、家に上がり込み、価値がある貴金属や着物などを法外な安値で引き取る悪徳商法です。
家に上がり込み強引に売りつける「押し売り」はみなさん知っていらっしゃるでしょうが、「押し買い」は聞きなれない言葉なのではないでしょうか。
押し買いの手口
- 飛び込み訪問営業
- 電話営業
が危険です。
「ご家庭で不要なものがありましたら、高く買い取りします」
と、最初は何でも高く買い取るようなことを言っておきながら、貴金属や着物が家にないかを確かめ、
「査定だけでもさせてください」
と、品物を見せると、あの手この手で買い取りをしようとしたり、買い取りをするまで居座ることもあるそうです。
最悪のケースでは、
「査定するので持ち帰ります」
と言って、そのまま姿をくらますこともあるとのことです。
押し買いの被害者は?
生前整理をしようとする高齢者の被害が多いです。
「終活」や「断捨離」という言葉が流行しており、訪問営業や電話営業をされた際に、「そういえば不要なものがあったから、買い取ってもらおう」と、思ってしまうのでしょう。
東日本大震災の後は、義援金を語り「近所の人は買い取りをされました」と嘘をつかれ騙された方もいたそうです。
押し買いの被害に遭わないためには?
基本、電話での営業や、訪問営業は信じないのが一番です。
自分で業者を調べ、連絡をすることが重要です。
「生前整理」や「遺品整理」を検討されていて、買い取りの電話がかかってきたら「ちょうどよかった」と思ってしまいそうですが断りましょう。
複数の業者で比較しての検討が一番です。
終活カウンセラーとしては、「終活」をしようとしている高齢者を騙すとは許せませんが、身を守るのは自分自身です。
自分のペースでゆっくりと終活しましょう。
それでは。
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