終活カウンセラーのMr.Kuyouです。
「遺品整理」という言葉を聞かれたことがあると思います。
残された家族・親族にとって負担となる「遺品整理」ですが、自分自身が事前に行動することで回避することができます。
「生前整理」と「遺品整理」は、どこが違うのでしょう?
生前整理をされた高橋英樹さん
俳優の高橋英樹さんが、「第15回グッドエイジャー賞」を受賞された際、「終活」をされていることを話されました。
その内容は驚きのものでした。
一般的には「断捨離」
終活の項目でいうと、「生前整理」をされたのです。
その期間は3ヶ月。
その量、なんと33トンだったということです!!
生前整理をしたきっかけは?
高橋英樹さんが生前整理をしたきっかけは娘の高橋真麻さんからの
「先がないんだから。残されたら困るから。」
という言葉だったそうです。
この言葉だけを聞くと少し冷たい印象を持たれるかもしれません。
しかし、私が思ったことは逆でした。
真麻さんの一言がきっかけになり、英樹さんが動かれたのは、とてもよかったと。
日頃から、家族としての会話があるからできるたことだったんだろうと思いました。
終活における生前整理
生前整理の現状
終活の相談を受ける中で感じるのは、生前整理のことは、それほど重要視されていないということです。
ほかの項目である「相続」や「葬儀」のこと、「遺骨の埋葬先」と比べると、どうしても後回しにされがちです。
生前整理をするということは、なかなか思い切りがつかないとできないことです。
また、意思決定をするという「頭を使う」ことではなく、「実際に体を動かして片付ける」ということが必要になってくるのが、生前整理を後回しにしてしまう原因になっているのではないかと私は考えています。
生前整理に困っている方は多い
そのように後回しにされてしまう生前整理ですが、残された人が困ったという話は、とても多くの人から聞きます。
例えば、「相続税」は全ての人が対象となるわけではありませんし、対象となる家族は事前に相談をされているケースがほとんどです。
「葬儀」は、生前に準備をしていなかったとしても、たくさんの葬儀社があります。
今ではスマートフォンからでも情報取得することができます。
何より、亡くなった方を、そのままにしておくことはできませんから、準備していた、いなかったに関わらず、葬儀は進んでいきます。
「埋葬先」についても、一般的には四十九日や一周忌までに納骨するという、ある程度の基準がありますので、それまでになんとかしようという気持ちになる方が多いです。
ところが、「生前整理」をしていないと、残された人は、どう手をつけていいのかわからず、何年もそのままということもあるのです。
自分が元気なうちにするのは「生前整理」ですが、亡くなってしまい残された家族がする場合は「遺品整理」と名前が変わります。
「遺品整理」をするのは、遺族にとって非常に思い負担となります。
故人が大切にしていたかもしれないものを処分することに心が痛み、処分するかどうかの決心ができなかったり、必要なものと不必要なものを整理するのに、とても多くの時間を使うことになります。
生前整理と遺品整理の違い
- 生前整理は自分自身で決断するため、残された人の負担が減る
- 遺品整理は残された人にとって取捨選択が難しく、心労になることが多い
- 生前整理は比較検討する余裕がある
- 遺品整理は急を要することが多い
- 生前整理は残りの人生を前向きに考えるきっかけになる
上手な生前整理の方法は?
生前整理をするには2つの方法があります。
- 自分で少しずつ、年単位で行う
- 生前整理の業者にお願いする
自分で行う場合は長期戦を覚悟しなくてはいけません。
一部屋ずつ、ゆっくりと行っていきます。
最近、生前整理で多く行われるようになってきたのは、高橋英樹さんもされたように、業者に頼むことです。
業者に依頼するときのおすすめの方法
業者に頼むときは、複数の業者を比べることが重要です。
それぞれ、料金の違いや得意分野の違いがあります。
しかし、複数の業者に見積もりをお願いすることに、気が引ける方は多いです。
業者が見積もりのための調査に来るたびに、家の掃除をしなければいけませんし、いくつかの業者の中から一つを選んだ場合、残りの業者に断りの連絡をいれないといけません。
しつこく営業されたり、見積料を取られたらどうしようという不安を持つ方もいらっしゃいます。
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まだ関東圏(東京, 神奈川, 千葉, 埼玉)限定ですが、生前整理に心強い味方がいます。
それは、「遺品整理ドットコム」というサービスです。
このサービスの特長は、たった一度の下見で複数の見積もりが取れることです。
通常だと、相見積もりしようとすれば、問い合わせた分の下見対応をしなければいけません。
そのことを考えると楽ちんですよね。
また、下見から生前整理の完了まで同じ担当者がついてくれて、第三者としてのアドバイスをくれます。
業者による下見(調査)の人件費・営業経費が削減されることで、金額的にもお安くしてくれるそうです。
単なるインターネット上で、複数の業者の情報を集めるだけの相見積もりサイトではなく、知識を身に付けた担当者が必要なサービスのため、関東圏のみの対応ですが、生前整理や遺品整理を検討されている方は、ぜひ一度見てもらいたいサイトです。
最後に
生前整理と聞くと、ものが少なくなり寂しいのではと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、生前整理をされた方は不思議とすっきりされるようですよ。
「生前整理」は遺族のためだけはありません。
本人にとっても、今までの人生を振り返り、これからをどう過ごしていきたいかを考えるきっかけになります。
整理をしていくことで、自分が大切にしているものが何かを見つめ直すことができるはずです。
「生前整理」は、最期の時を迎えるまでの準備のように捉えられがちですが、最期まで自分らしく生きるための準備なのです。
思い立ったが吉日とも言います。
「断捨離」や「ミニマリスト」といった言葉も流行しています。
思い切って生前整理を始めてみるのもいいかもしれませんね。
本日は、「生前整理」と「遺品整理」の違いと、上手な生前整理の方法についてお伝えしました。
それでは。
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