終活カウンセラーのMr.Kuyouです。
できる範囲で、できるだけ元気なうちに「終活」をすることがベストだと考えています。
完璧にしようとしてしまうと範囲が広すぎるのが「終活」。
以前、終活に関連する項目をまとめてみましたが、文字数が1万文字を超えてしまいました。
とてもではないですが、終活の全てを行うことはできません。
自分が興味を持てることや、すぐにできることから始めてみるのが、終活のファーストステップです。
そんな中、多くの人が楽しみながらできている終活が「メルカリで終活」です。
メルカリで終活
ご存じの方も多いかもしれません。
「メルカリ」はCMでもよく流れています。
主にスマホで簡単に個人間で簡単かつ安全にモノを売買できるフリマアプリです。
現在はパソコンでも売買ができます。
簡単で安全にというところがポイントです。
- 出品者の評価があること
- 匿名での配送が可能
- 支払いがメルカリを通して行われる
といった点で信用があります。
“メルカリが中高年の利用状況を調べたところ「生前整理」「終活」のキーワードで出品されている商品が、昨年(1~3月期)比2・8倍になったという。”https://t.co/4KJkfaaBzB
— 毎日新聞 (@mainichi) 2018年6月28日
2017年と比較して、2018年は「生前整理」や「終活」というキーワードで出品されている商品が2.8倍ということですから、今後もメルカリを利用した終活は増加すると見て間違いないでしょう。
なぜ高齢の方がメルカリで終活するのか?
今まで、終活と言えば「断捨離」が主流でした。
どちらかというと「捨てる」・「処分する」といったイメージでしょうか?
芸能人だと、高橋秀樹さんが33トン分を3ヵ月かかって断捨離したことや、中尾彬さんがトレードマークのネジネジストールを200本処分したといったことが話題になっていました。
しかし、
- まだ使えるものなのに捨てるのはもったいない
- 少しでもお金になれば
そんな気持ちは誰もが当たり前に持つものだと思います。
その気持ちが形になったのが「メルカリで終活」なのだと私は考えます。
アエラの記事でも、メルカリで終活をされた高齢者の方の言葉がありました。
「自分が大切にしていた持ち物が誰かの役に立ったことを、この目で確かめられるのはうれしいですよね」
「生前整理」をする場合は買い取り業者を呼ぶことが多いのですが、誰の手に渡るかはもちろんわかりません。
メルカリでは「出品者」と「購入希望者」が質問の受け答えをしたり、場合によっては値引き交渉もあります。
時間がない人は、買い取り業者に頼むのが手間がかかりません。
(ただし買い取り金額は思ったより安いと感じる人が多い)
少し時間があって、そういったコミュニケーションも含めて楽しめそうな人に「メルカリ」は向いていそうです。
また、リサイクルショップだったら値段がつかなかったようなものが、1,000円や2,000円で売れたといったこともよくあるようです。
誰かには必要がなくなったモノでも、他の誰かには今欲しいモノ。
メルカリの公式発表では、2018年7月で
- 累計出品数が10億品を突破
- ダウンロード数が7,100万ダウンロード
- 月間利用者数が1,000万人超え
これだけの利用者がいれば、何だか売れそうな気がしてきます。
実際にメルカリを利用しているお母様の話
私のブログ仲間のジョヴァンナさんのお母様がメルカリを利用されているという記事です。
なんと2年も前から、メルカリを利用されています。
最初に娘のジョヴァンナさんがやり方を丁寧に教えたのがよかったのだと思います。
- きれいに見える写真の撮り方
- 出品情報として伝えないといけないこと
- 梱包の仕方
などなど、若い人にはすぐわかっても、お母様世代だとわからないことも多いはずです。
母は現在自分でスイスイなんでも出品してメルカリを楽しんでいます。60を過ぎた母でも、1から覚えて使えるようになりました。そのぐらい、メルカリは簡単・便利で楽しいサービスです。
と、記事の中にあるように、きっかけがあって始めてみると楽しさもあるのが「メルカリ」です。
不要なモノが減って、いくらかのお金が入れば、そのお金で今必要なモノを手に入れるといったこともできます。
処分するより地球環境にも優しい。
いいことばかりですね。
ジョヴァンナさんは、Twitterで、
『終活して』とは言いづらいけれど、『メルカリやろうよ!』は誘いやすい
とも呟かれていました。
子どもたちとしても、膨大なモノを残されたまま親が亡くなったら大変です。
これは、親が終活してくれなくて困っている子どもさんには大きなヒントのような気がします。
メルカリを活用した終活。
今後も広がっていきそうです!
それでは。
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