きみと終活とわたし

「終活カウンセラー」のMr.Kuyouがお届けする終活・エンディングノートのブログです。

終活を始める年齢(時期)は早めがオススメ。思い立ったが吉日です。

終活カウンセラーのMr.Kuyouです。

 

供養業界で働いています。

供養方法の多様化が進む中、迷われている方や、困っている方が増えているのを感じています。

 

「終活カウンセラー」として仕事をする中で、よく質問されることがあります。

 

「終活っていつから(何歳から)始めたらいいの?」

 

というご質問です。

 

私は答えます。

 

興味を持たれたなら、何歳でも。少しでも早く始められるのがいいですよ

 

「思い立ったが吉日です」

 

終活とは?

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一般化しているような気もしますし、まだピンと来ていない人も多い言葉ではないでしょうか?

 

「人生の終わりをより良いものとするため、事前に準備を行うこと」といった説明をされることが多いですが、なぜ早めに準備を始めるとよいのでしょうか?

 

終活を始める年齢は早い方がいい理由

終活を早めに始めるべき理由は3つあります。

1. 次の世代に多くお金を残すことができる

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準備をしているのとしていないのでは、人生の終末にかかる費用が全く違ってきます。
 
私の知る限りでは、葬儀でもお墓でも、高いプラン、高いものを選ぶのは、生前に準備をしておらず、亡くなった人がでてから考え始める人たちの方が多いです。
 
これは当然のことで、残された人たちは故人のために立派な葬式をしてやりたいと考えるものですし、残された遺産のある程度の部分は故人のために使ってあげないといけないという気持ちになるものです。
 
社会的地位のある人だと大変で、葬儀やお墓にかかる費用も結構なものになります。仮に、残された人が家族葬やシンプルなプランにしようとしても親戚関係がうるさいことが多いですし、まだ世間体というものも残っているでしょう。


しかしこれが、「故人の強い意志」だった場合、家族葬でも、「そういえばそんな人だったね」で済むことも多いのです。少なくとも親族へのプレッシャーは小さくなります。お墓であれ、納骨堂、永代供養にしても、生前に決まっていればそこにお骨を入れるしかないのですから、他の人が口を挟む余地は少ないです。
 
また、複数のサービスや商品からベストを選ぶことができないケースや、値引きしないまま決められるケースも、亡くなってから準備する人たちによく見られます。

 

大切な人が亡くなって憔悴しきっているときは、葬儀や初七日、四十九日、一周忌など、なんとか一つ一つの事を終わらせていこうという気持ちが強く、葬儀社や供養関係の会社にお任せということが多いです。

 

私たちからしてみれば、淡々と進んでいくので、いいお客様といえば、いいお客様なのですけれど・・・。
 
対して、生前準備派は、自分のことなので、ガンガン聞いてきますし、言ってきます。対応していても「いいものを安く!」という気持ちがとても伝わってきます。

 

たまに、大変なお客様もいますし、利益も少なくなることもありますが、担当者として、決まった時に充実感があるのは、こちらのお客様だったりもします。

 
ちなみに祭祀に関わる費用として、お墓やお仏壇は、相続税の課税対象とはならないので、相続税が強化された昨今、生前の準備がお得です。

 

2. 本当に死期が近くなったらそんな話はできない

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家族でそろそろ終活の話でもと考えていたけれど、誰かが病気になったので、一旦話を止めるというのは本当によくあります。
 
葬式やお墓の話をしようにも、病気になってしまっては「死ぬ準備をしようとしている」と勘違いされてはいけないからです。
 
逆に、病気になったから終活するという人もいます。自分自身がガンとわかり、自分でいろいろなことを決めて、残される家族になるべく負担を残さないようにと頑張っていたお客様を何人も見ました。
 
どちらにしても、元気なうちに決めておくに越したことはありません。自分だけがずっと健康で長生きできると思い過ぎない方がよいかもしれないですね。

 

3. 残された人生を前向きに

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自分の死後のことで、決まっていないことが多いと、よりたくさんのお金を残さないと・・・。と考えてしまったり、漠然とした不安を抱えてしまうことがあるのではないでしょうか?
 
自分の葬儀の費用が概算でもわかっており、自分の終の棲家となるお墓や納骨堂や永代供養の場所が決まっていれば、自分の趣味や興味のあることに投資もできます。
 
平均寿命は毎年伸びています。生きている時間を楽しく過ごすためにも、決められることは早めに決めておくのが得策です。
 

終活を早く始めるべき理由のまとめ

以上、供養業界で働く私が考える「早めに終活を始めるべき理由」は
 
1. 次の世代に多くお金を残すことができる
2. 本当に死期が近くなったらそんな話はできない
3. 残された人生を前向きに
 
の3つでした。


 
このブログを読んでくれたあなたが、少しでも終活に興味を持っていただければ幸いです。

 

それでは。