きみと終活とわたし

「終活カウンセラー」のMr.Kuyouがお届けする終活・エンディングノートのブログです。

「ボツイチ」や「死後離婚」という言葉。

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Mr.Kuyouです。

 

秋ですね。

若かりし頃は、この季節にどうしようもなく寂しい気持ちになってしまうことがありましたが、家族ができてからは久しくそういう気持ちにはなっていません。

 

さて、「終活」の仕事をしていると、マスコミの言葉が気になるときがあります。

実は「終活」という言葉自体もしっくりきていなかったのですが、慣れとは恐ろしいもので、違和感がなくなってきました。

 

▼まだまだ違和感があったときの気持ちを記事にしているのがこちら

「終活」という言葉の怪しさ、功罪について考えてみた。 - きみと終活とわたし

 

 

今、私が気になっている言葉が2つあります。

 

それは、「ボツイチ」(没イチ) 「死後離婚」 です。

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終活の現場では全然使われていないのに、テレビや雑誌で使われていることに違和感を感じています。

 

ボツイチ(没イチ)とは

配偶者に先立たれ、単身になった人のこと。

国勢調査によると、65歳以上で配偶者に死別された方は2015年の時点で864万人もいるそうです。

夫婦が揃って亡くなることは事故でもない限りありません。

ほぼ必ず、どちらかが「ボツイチ」になるということです。

 

私は、配偶者に先立たれた方にお会いする機会も多いですが、まだ「ボツイチ」という言葉を直接聞いたことはありません。

 

超高齢社会を迎えた現在、離婚した人を「バツイチ」と呼ぶのと同じように「ボツイチ」と普通に呼ぶ日がくるのでしょうか?

 

今のところ、本人が使う分には問題なさそうですが、他の人が「〇〇さんはボツイチだそうよ」といったように使えるほどカジュアルにはなっていないようです。

 

人生90年として70歳で伴侶が亡くなってしまえば、20年間は「ボツイチ」です。

 

自分の方が早く死ぬと思っている男性の方が準備ができておらず、ショックも大きいのではないかというのが、私の経験から感じることです。

 

女性は、交友関係が広いことも多く、数年後には元気になられている印象です。

 

死後離婚とは

配偶者の死後「姻族関係終了届」を提出し夫(妻)の親族との姻族関係を断つことを言います。(ほぼ妻からの提出です)

平成27年度の法務省の戸籍統計では、2,783件の「姻族関係終了届」が役所に提出されたということです。

「死後離婚」というのは正式名称ではありません。

 

検索して調べてみると、「死後離婚」を選ばれる方には、やむを得ない事情があるようです。

「家」を中心としていた時代から、「夫婦」という単位に家族のあり方が変わっていっていることの影響も考えられます。

 

「嫁として家に入る」というのは前時代的な考えになってきており、今後も「死後離婚」は増えていくことでしょう。

 

平均寿命の延びと寂しさと

秋になっても、どうしようもない寂しさを感じることのなくなった私ですが、どれだけ年を取っていても、もしも妻に先立たれたら、独身のときに味わった寂しさの何十倍もの寂しさを感じることでしょう。

 

いつもは、自分の方が絶対に先に逝くと信じて疑わないのですが、「ボツイチ」いった言葉を聞くと、絶対はないなとも思います。

 

仕事も忙しく、子育ても大変で、お互いに余裕がなくケンカすることも多いです。

 

少しでも相手の気持ちになって考えられる人間になろうと、書きながら思いました。

 

 

平均寿命が延びているというのは、日本の医療が発達し素晴らしいことだと考えていましたが、もしかしたら、大切な人を亡くしてからの期間が長くなっているという別の面もありそうです。

 

毎回「終活」に関連することをお届けしていますが、亡くなった後のことを考えることよりも、今、家族がそばにいる幸せを感じることの方がずっと大事なのかもしれないと思ったのでした。

 

日も短くなっています。

早く家に帰りましょう。