きみと終活とわたし

「終活カウンセラー」のMr.Kuyouがお届けする終活のブログです。

「終活」という言葉の怪しさ、功罪について考えてみた。

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Mr.Kuyouです。
 
「終活」という言葉。少し胡散臭いなと思っていませんか?
実は供養業界にいる私も思っています。なぜかなと考えてみました。

 

商売っぽい感じがいやだ

国も民間も高齢者の方の財布を狙っている気がします。

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国(経済産業省)が三菱UFJリサーチ&コンサルティングに委託した、安心と信頼のある「ライフエンディング・ステージ」の創出に向けた調査研究事業報告書
 
61ページ(参考85ページ)もあります。少産多死社会、超高齢化社会の日本での、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)についてまとめていますが、「高齢者とその関係者に安心して消費をしてもらおう」という裏のテーマがありそうです。
 
民間では、遺言や相続、死後事務委任契約などの仕事が欲しい税理士・司法書士・弁護士。お墓や納骨堂の生前購入を促す霊園や寺院。終活特集を組むと部数が伸びると言われている出版社や、過激な表現で不安をあおり、視聴率を上げようとするテレビ業界。
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「終活」という言葉に期待を持っている人たちの多さがわかります。
 

言葉の軽さがいやだ

「婚活」、「妊活」、「朝活」、「保活」、そして「終活」。
ついこの間まで「就職活動」の「就活」だけだったのに、

なんでも活動にしたらいいもんじゃないでしょっ!

と思っている方、多いと思います。特に、死を考え、死にゆく準備をすることを軽々しく表現するのはどうかなという気持ちになります。
 
この言葉の軽さのせいで、本来の供養の在り方が、より一般的な消費に近づいていって、目に見えてわかりやすいものだけを信じる考えが広まってきている気もします。
 
供養業界のモノやサービスの値段はピンキリで、ピンの方は、どちらかというとわかりにくい価値基準なので、わかりやすい基準が広まると単価は下がるのです。
 
「終活」という言葉で儲けられるかなと思っていたら、逆の流れになるなんて皮肉ですね。

 

それでもよかったこと

「死ぬ準備を始めるの。」と言われるとビックリしますが、「終活始めるの。」と言われても大丈夫です。
「実は私も・・・。」と会話が続きそうです。 
今までは、ほかの人に話しにくかったことが、話しやすくなったことが一番よかったことかもしれません。

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国や民間の思惑にのっかるのも、言葉が軽いのもしっくりこないでしょうけれど、やっぱり「終活」は大事ですよ。
 
以上、「終活」という言葉の怪しさと、功罪について考えてみました。